「NBDCヒトデータグループ共有ガイドライン」および「NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン」の改定について
国立研究開発法人科学技術振興機構 NBDC事業推進部(以下、NBDC)は、「NBDCヒトデータグループ共有ガイドライン」および「NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン」の一部を令和4年4月1日に改定し、同日施行することとしましたのでお知らせします。
- 改定の趣旨について
「NBDCヒトデータグループ共有ガイドライン」の根拠法令・指針となる研究倫理指針や個人情報の保護に関する法律等の改正に沿った修正・追記について『NBDC事業運営委員会データ共有分科会』および『NBDC事業運営委員会』において検討・承認されましたので、令和4年4月1日から施行することと致します。
- 主な改定のポイント
- (1)新研究倫理指針の施行に伴う変更
2021年6月30日に施行された『人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針』および同日廃止された『ヒトゲノム・遺伝子解析研究に関する倫理指針(ゲノム指針)』や『人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(統合指針)』に関係するガイドライン内の記載について修正を行いました。また、令和2年改正個人情報の保護に関する法律の改正内容の1つである、外国にある第三者提供に関する情報提供について、以下の2点を追記しました。- ①インフォームド・コンセントを実施いただく際の説明文書への記載例
研究成果の公表の際、論文の根拠データを公的データベースへ登録し、共有することを義務付ける雑誌社が増えて参りました。公的データベースを通じたデータ共有には外国の第三者も含まれるため、公的データベースへ登録したデータがどの様に共有されるかについて研究参加者に説明いただく必要があることから、記載例を提示致しました。 - ②国・州名の記載
データ利用者に関する情報をNBDCヒトデータベースの各Researchページに掲載しておりますが、データ利用者情報に国・州名も加えることで、どの国や州の研究者が利用しているかを明示することに致しました。
- ①インフォームド・コンセントを実施いただく際の説明文書への記載例
- (2)その他変更
再配布禁止が課される対象と二次データの保管や配布に関する手続きについて追記することで明確化を目指しました。また、機関外サーバを使用したデータ利用者がデータ利用終了時に削除すべきデータの対象を明確化しました。
「NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン(データ利用者向け)」については、NBDCヒトデータ取扱いセキュリティガイドラインの改正に伴う記載項目の順番の変更のみで、内容自体の変更はありません。
- (1)新研究倫理指針の施行に伴う変更
- ガイドライン運用窓口について
両ガイドラインに関する疑義照会等がある場合、下記URLのNBDCヒトデータベースお問い合わせフォームから受け付け、適宜協議を行なった上で回答することとします。 また、疑義照会に対する主な回答を含め、Q&Aを作成してNBDCヒトデータベースのウェブサイトに掲載することにより情報提供します。
NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン(データ利用者向け)
NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン(データ提供者向け)
NBDCヒトデータグループ共有データ取扱いセキュリティガイドライン(データベースセンター運用責任者ならびに「機関外サーバ」運用責任者向け)
NBDCデータ共有分科会事務局およびNBDCヒトデータ審査委員会事務局
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